論文題目

特集 社会学の対象と方法
    ―社会学者は何を行なっているのか―

  • 浜 日出夫 (pp.3-15)
    歴史と集合的記憶 ――飛行船グラーフ・ツェッペリン号の飛来―─
  • 赤川 学 (pp.16-29)
    言説の歴史社会学における権力問題
  • 片岡 栄美 (pp.20-43)
    階層研究における「文化」の位置 ――階層再生産と文化的再生産のジェンダー構造―─
  • 張江 洋直 (pp.44-57)
    A.シュッツという磁場 ――社会学基礎論は何を問うのか―─
  • 佐藤 俊樹 (pp.58-68)
    言説、権力、社会、そして言葉 ――象牙の塔の「バベル」―─

投稿論文

  • 仁平 典宏 (pp.69-81)
    戦後日本における「ボランティア」言説の転換過程 ――「人間形成」レトリックと<主体>の位置に着目して─―
  • 上谷 香陽 (pp.82-92)
    社会学は「女性の経験」をどのように論じればよいのか? ──ドロシー・スミスの「フェミニスト社会学」再考─―
  • 富山 英彦 (pp.93-104)
    知識行動の現代をめぐる歴史社会学的考察 ――図書館を中心として―─
  • 祐成 保志 (pp.105-116)
    都市住宅調査と「住むこと」の発見
  • 菊池 哲彦 (pp.117-128)
    写真のリアリティ ──初期ドキュメンタリー写真をめぐって──
  • 崎山 治男 (pp.129-140)
    感情規則の相対化のプロセス ――感情労働における自律性に向けて―─
  • 石垣 尚志 (pp.141-152)
    「洗剤論争」における専門家と素人 ――科学の公衆的理解という視点から―─
  • 小山 雄一郎 (pp.141-152)
    過失と原因をめぐるポリティクス ――道路交通事故における「実況見分」について―─
  • 有泉 正二 (pp.165-176)
    スコットランド啓蒙における社会学的思考 ――利己主義説批判の構成から─
  • 野村 佳世 (pp.177-188)
    移民政策のトランスナショナルな基準とナショナルな基準の交錯 ――「サン・パピエ」の事例から―─
  • 小ヶ谷 千穂 (pp.189-200)
    ジェンダー化された海外出稼ぎと「矛盾した移動」経験 ――フィリピンの事例から―─
  • 橋本 みゆき (pp.201-213)
    在日韓国・朝鮮人の配偶者選択に関する一試論 ――家族の中の「長男」を中心に―─
  • 永田 夏来 (pp.214-225)
    夫婦関係にみる「結婚」の意味づけ ――妊娠先行型結婚と恋愛結婚の再生産―─
  • 和泉 広恵 (pp.226-237)
    里親であるということ ――親子という枠へのふたつの距離―─
  • 加藤 英一 (pp.238-249)
    臓器移植システムと臓器の提供
  • 三井 さよ (pp.250-261)
    ケア過程におけるニーズの二面性 ――A病院の看護婦による末期患者への働きかけを通して―─
  • 西山 志保 (pp.262-274)
    「サブシステンス経済」の社会学的考察 ――社会的弱者の自立を促す経済─
  • 湯浅 陽一 (pp.275-286)
    「政府の失敗」の政策過程 ――「戦略分析」の視点から―─