第1日目 6月16日(土)


10:00〜12:30 修論フォーラム(第1日目午前)

セッション1〔1B棟・2階 1B202講義室〕
司会:奥村  隆(立教大学)
1. 「東京帝大新人会の歴史社会学――政治的主体としての『青年』の成立と帰結」
 
後藤 美緒(筑波大学)
コメンテーター:井腰 圭介(帝京科学大学)
 
2. 「文化大革命の記憶と忘却――回想録の出版にみる記憶の個人化と共同化」
 
福岡 愛子(東京大学)
コメンテーター:片桐 雅隆(千葉大学)
 
3. 「中絶はなぜ「悲しいこと」か――『身体的』経験のつくる齟齬と孤立の形」
 
熱田 敬子(早稲田大学)
コメンテーター:柘植 あづみ(明治学院大学)
 
セッション2〔1B棟・2階 1B203講義室〕
司会:玉野 和志(首都大学東京)
1. 「東京の在日インド人コミュニティ――IT技術者から見る日本の外国人政策の現状」
 
小山田 基香(立教大学)
コメンテーター:田嶋 淳子(法政大学)
 
2. 「我が国におけるフィリピン人女性労働者の就業実態と政策――『エンターテイナー』の労働者性を中心に」
 
松下 奈美子(一橋大学)
コメンテーター:小ヶ谷 千穂(横浜国立大学)
 
3. 「世論と表象のポリティクス――戦後デモクラシーにおける世論の制度史」
 
鄭 佳月(東京大学)
コメンテーター:宮島 喬(法政大学)
 

13:30 受付開始

14:00〜16:30 自由報告部会(第1日目午後)

第1部会:理論〔1B棟・2階 1B202講義室〕
司会:奥井 智之(亜細亜大学)
1. 歴史の中のフーコー@――フーコーにおける「越境可能性」の再考
 
堀内 進之介(首都大学東京)
 
2. 歴史の中のルーマンA――ルーマンにおける『社会の教育システム』の再考
 
鈴木 弘輝(首都大学東京)
 
3. 『再生産について』再考――アルチュセール・イデオロギー論の再考と可能性
 
今野 晃(専修大学・東京女子大学)
 
4. ハンナ・アーレントにおける共通感覚論をめぐって
 
橋本 摂子(東京工業大学)
 
第2部会:若者(1)〔1B棟・2階 1B208講義室〕
司会:中西 新太郎(横浜私立大学)
1. 不登校・ひきこもり・就労困難にみる若者たちの問題――東京都との連携研究の成果から[PP使用]
 
玉野 和志(首都大学東京)
 
2. 不登校問題への行政による対処の現状と問題点[PP使用]
 
岩田 香奈江(首都大学東京)
 
3. 若者たちの職場への適応の困難――東京都しごとセンター就職カウンセラーの聞き取りから[PP使用]
 
村木 宏壽(法政大学)
 
4. 「ひきこもり」からの<回復>とは何か
 
石川 良子(横浜市立大学)
 
第3部会:人種・国家〔1B棟・2階 1B203講義室〕
司会:庄司 興吉(清泉女子大学)
1. 指紋法による身体の管理――日本における指紋法の需要と目的をめぐって
 
高野 麻子(一橋大学)
 
2. ネーションとステートの亡霊的関係
 
新倉 貴仁(東京大学)
 
3. 世界的リスク、世界的連帯、コスモポリタン・デモクラシー
 
本田 量久(立教大学)
 
4. ネイションの平等的価値と保護主義への移行――19世紀末フランスにおける外国人問題から
 
宮崎 友子(立教大学)
 
5. 移民企業家のトランスナショナルなネットワーク形成
 
福田 友子(東京都立大学)
 
第4部会:家族・ジェンダー〔1B棟・3階 1B308講義室〕
司会:出口 泰靖(千葉大学)
1. 看護職における医療化・ジェンダー化・職業化と女性のハビトゥス・プラティック
 
佐藤 典子(東京大学・慶應義塾大学)
 
2. 子育て支援NPOにおける「ケアラーとしての男性」
 
堀 聡子(東京女子大学)
 
3. 結婚相手にもとめる条件にみるジェンダー差と地域差――『北京晩報』と『新民晩報』の結婚相手の募集広告の分析
 
王 岩(首都大学東京)
 
4. 家族・仕事・アイデンティティ――パート主婦にみる女性たちの社会意識
 
徳久 美生子(武蔵大学)
 
5. 家族介護に必要な連続休暇と介護休業
 
池田 心豪(労働政策研究・研修機構)
 
第5部会:社会運動〔1B棟・3階 1B302講義室〕
司会:伊豫谷 登士翁(一橋大学)
1. 次善としてのナショナル・アイデンティティ――北海道と東京の保守的市民団体の調査から
 
見上 公宏(北海道大学)
 
2. 「文化交流という入口」から――「アイヌ文化振興法」成立以降の運動を中心に
 
伊藤 奈緒(東京大学)
 
3. 戦後日本における<市民であること>の変容とボランティアの「終焉」
 
仁平 典宏(日本学術振興会)
 
4. 「教会アジール」――ドイツにおける市民の難民保護運動
 
昔農 英明(慶應義塾大学)
 
5. 二十世紀イギリスにおける性愛と法――同性間の親密な関係を事例として
 
野田 恵子(東京大学)
 
第6部会:歴史・自然〔1B棟・3階 1B303講義室〕
司会:草柳 千早(大妻女子大学)
1. 隠される身体・発見される身体――軍医側の資料からみた兵役忌避
 
三上 真理子(常磐大学・国士舘大学)
 
2. 自動記録された被爆の過去――原爆の人影とポスト人間主義をめぐって
 
林 三博(東京大学)
 
3. イエズス会系上智大学の正義推進に関する事例研究――教育学科の高祖敏明の取り組み
 
金子 聡(東京都立大学)
 
4. 自然の内在的価値をめぐる議論の構図
 
池田 和弘(日本学術振興会)
 

第2日目 6月17日(日)


9:30 受付開始

10:00〜12:30 自由報告部会(第2日目午前)

第7部会:若者(2)〔1B棟・2階 1B202講義室〕
司会:伊奈 正人(東京女子大学)
1. 「フリーター」/「ニート」を生きる
 
仁井田 典子(首都大学東京)
 
2. 若者における「感覚」的な職業とは何か――クリエイターとアイデンティティの社会学
 
加島 卓(東京大学・日本学術振興会)
 
3. 「笑い」を重視する若年層のコミュニケーション――会話分析からみる一考察
 
瀬沼 文彰(東京経済大学)
 
4. 現代大学生の「まじめさ」の形成要因――勉学を重視する学生の文化的背景に着目して
 
小澤 昌之(慶應義塾大学)
 
第8部会:移民・エスニシティ〔1B棟・2階 1B208講義室〕
司会:広田 康生(専修大学)
1. 在日タイ人女性内のネットワーク分断と社会資本の偏在
 
石井 香世子(名古屋商科大学)
 
2. 「旧植民地」出身女性のアイデンティティの日仏比較――同化主義、シティズンシップ、ジェンダーの視点から
 
辻山 ゆき子(共立女子大学)
小林 淳子(御茶の水女子大学)
 
3. 移民の子ども研究再考――きょうだいという家族内の重層性に着目して
 
宮川 陽名(一橋大学)
 
4. 東アジアにおけるコリアンネットワークとアイデンティティ ――「ワンコリアフェスティバル」(市民団体)の歴史的形成過程の考察から
 
金 椿月(一橋大学)
 
5. 人種を包摂/異化する社会――滞日メキシコ人の出身社会をめぐる語り
 
岸下 卓史(立教大学)
 
第9部会:文化〔1B棟・2階 1B203講義室〕
司会:桜井 洋(早稲田大学)
1. <スピリチュアル・ブーム>の展開と受容についての一考察
 
平野 直子(早稲田大学)
 
2. 録音産業の成立と印刷技術に関するメディア論的考察
 
周東 美材(東京大学)
 
3. 「音(楽)メディア」としてのFM――初期FM放送におけるメディアの役割の生成と変容
 
溝尻 真也(東京大学)
 
4. 孤独なボウリング」と「孤独なカラオケ」
 
宮入 恭平(東京経済大学)
 
5. グローバル化のなかの「和風」――変容する消費嗜好の実証分析
 
寺島 拓幸(立教大学)
 
第10部会:職業・世代・移動〔1B棟・3階 1B302講義室〕
司会:岡本 英雄(上智大学)
1. 専門職研究の動向と今後の課題
 
鵜沢 由美子(日本大学)
 
2. 派遣会社の属性と派遣社員の働き方――派遣労働の多様性をめぐって
 
高橋 康二(東京大学)
 
3. 後期中等教育拡大期の高卒就職者の世代内移動――社会移動研究における時系列的探索分析の試み[PP使用]
 
相澤 真一(東京大学)
香川 めい(東京大学)
 
4. 中高年層の社会参加をめぐる現状と背景――「生涯現役プロジェクト」とその社会学的考察
 
小澤 考人(東京大学)
 
第11部会:身体・生命〔1B棟・3階 1B303講義室〕
司会:赤川 学(東京大学)
1. 「産まない」身体の在処――少子化対策関連データからの一考察
 
川野 佐江子(立教大学)
 
2. 障害をもつ子どもを迎え入れる反優生思想の可能性 ――先天性四肢障害児父母の会の1970/80
 
堀 智久(筑波大学)
 
3. 「遺伝子決定論」からみたエンハンスメントと生命倫理[PP使用]
 
土屋 敦(東京大学・日本学術振興会)
 
4. 「生命倫理の社会学」は可能か?――価値判断を対象化する方法論をめぐって
 
皆吉 淳平(芝浦工業大学)
 
5. 健康意識・健康行動と権威主義的態度の関係
 
藤岡 真之(弘前学院大学)
 
第12部会:相互行為・生活/意味世界〔1B棟・3階 1B308講義室〕
司会:小林 多寿子(日本女子大学)
1. インタビューにおける相互行為秩序
 
田邊 尚子(一橋大学)
 
2. 価値意識のパラドックスと差別者の構成
 
片上 平二郎(立教大学)
 
3. 「社会復帰」という選択・生活を通して獲得される主体性――ハンセン病療養所を退園していった人々の経験から
 
坂田 勝彦(筑波大学)
 
4. 当事者のパースペクティヴの重要性と限界――心理学化に抗して
 
大河原 麻衣(首都大学東京)
 
5. ケアと仕事の狭間で――小児がんの子供を持つ母親の葛藤と経験の意味づけ
 
鷹田 佳典(法政大学)
 

14:20〜17:20テーマ部会(第2日目午後)

テーマ部会A 多元化する若者文化〔1H棟・2階 1H201講義室〕
司会者:浅野 智彦(東京学芸大学)
       松田 美佐(中央大学)
討論者:山田 昌弘(東京学芸大学)
1. 若者文化の個別性
 
山田 真茂留(早稲田大学)
 
2. 若者文化論の系譜――折々の主題から見えるもの
 
岩間 夏樹(ビエナライフスタイル研究所)
 
3. 地方の若者・都市の若者――愛媛県松山市・東京都杉並区2地点比較調査の結果から
 
辻 泉(松山大学)
 
テーマ部会B 現代の「保守」――何が新しいのか?〔1H棟・1階 1H101講義室〕
司会者:小井土 彰宏(一橋大学)
       奥村 隆(立教大学)
討論者:高原 基彰(日本学術振興会)
       塩原 良和(東京外国語大学)
1. 若者/ナショナリズム/バックラッシュ<若者の保守化>という問題機制をめぐって
 
北田 暁大(東京大学)
 
2. 保守と反動のあいだ――ジェンダーはなぜ標的になるのか?
 
上野 千鶴子(東京大学)
 
3. ポスト「虚構の時代」の保守化?
 
大澤 真幸(京都大学)