第1日目 6月21日(土)
9:30〜12:30 修論フォーラム・ワークショップ(第1日目午前)
セッション1〔新泉山館2F 会議室1〕司会:井腰 圭介(帝京科学大学)
- 戦間期日本における地下出版組織の教養主義的読書実践―<変態>概念を手がかりに―
大尾 侑子(東京大学)
コメンテーター:遠藤 知巳(日本女子大学) - 私的・社会的・潜在的―清水幾太郎「潜在的輿論」にみる社会心理学的個人論―
品治 佑吉(東京大学)
コメンテーター:澤井 敦(慶應義塾大学) - 戦後社会運動における知識人の「語りかけ」の問題―国民文化会議を事例として―
長島 祐基(一橋大学)
コメンテーター:大畑 裕嗣(明治大学)
司会:中筋 直哉(法政大学)
- 沖縄系南米人とトランスナショナルなコミュニティの生成
―横浜市鶴見区の複層的なネットワークを事例に―
藤浪 海(一橋大学)
コメンテーター:イシカワ・エウニセ・アケミ(静岡文化芸術大学) - 商工業者の結社活動から見る地域活性化プロセスの解明―福岡県飯塚市の事例から―
嶋田 吉朗(東京大学)
コメンテーター:玉野 和志(首都大学東京) - コミュニティ問題の形成と変容―社会問題の歴史社会学の分析視角からの検討―
渡邊 隼(東京大学)
コメンテーター:中筋 直哉(法政大学)
司会:浅野 智彦(東京学芸大学)
- 自閉症スペクトラム障害を有する子どもの母親の語りにおけるスティグマをめぐる社会学的研究
堀 兼大朗(中京大学)
コメンテーター:仁平 典宏(東京大学) - 母―娘にみる若年女性の性役割観・ライフコース観の形成過程
細川 千紘(首都大学東京)
コメンテーター:中西 泰子(相模女子大学) - ジェンダー化された環境としての“エリート”男子校
―OBの語りからみるジェンダー形成と境界への意味づけ―
徳安 慧一(一橋大学)
コメンテーター:田中 俊之(武蔵大学)
司会:市野川 容孝(東京大学)
- 日本における福祉国家再編期の住宅政策―ハウジングの社会学という視座から―
佐藤 和宏(東京大学)
コメンテーター:鷹田 佳典(早稲田大学) - 日本における生殖補助医療の受容過程―家族・親子観に着目して―
竹家 一美(お茶の水女子大学)
コメンテーター:市野川 容孝(東京大学)
司会:小林 多寿子(一橋大学)
- 日本人の性意識・性行動の変遷と現状―カップル間のセックスレスはなぜ起こるか―
Pacher Alice(明治大学)
コメンテーター:藤崎 宏子(お茶の水女子大学) - 駆動する親密性―ニコニコ生放送における文化醸成の源泉―
菊地 映輝(慶應義塾大学)
コメンテーター:福重 清(立教大学ほか) - フィールドワーカーとしての写真家―他者記述における調査と表現のゆらぎ―
清水 もも子(立教大学)
コメンテーター:若林 幹夫(早稲田大学)
司会:片岡 えみ(駒澤大学)
- 犯罪学習論のパースペクティブ―目標混乱論へのアプローチ―
張 奕鋒(首都大学東京)
コメンテーター:土井 隆義(筑波大学) - 職業の専門性に関する社会的承認のあり方―経営コンサルタントに着目して―
岡崎 佑大(東京大学)
コメンテーター:畠山 洋輔(日本医療機能評価機構) - 女性基幹職の職場環境の変化にともなう意識の変化
―『日経WOMAN』読者投稿欄(1988−2012)の分析から―
宇野 みどり(お茶の水女子大学)
コメンテーター:天童 睦子(名城大学)
12:40〜13:40 理事会 〔百年館2F 205教室〕
13:30 受付開始 〔百年館1F 玄関ホール〕
14:00〜16:30 自由報告部会・テーマセッション(第1日目午後)
第1部会:学説・理論〔百年館1F 101教室〕司会:赤堀 三郎(東京女子大学)
- 総体的な歴史社会学アプローチによる日本の市民社会論
稲葉 年計(首都大学東京) - サードセクターとしての「市民セクター」の課題
─機能と社会的位置づけから見た市民活動・市民セクター─
松元 一明(一般財団法人 地域開発研究所) - 「新しい公共」研究における「統治性研究」アプローチの適用可能性について
宮川 裕二(法政大学) - M.フーコーの考古学的推論と因果的推論との相違について
渡辺 彰規(日本大学ほか) - ルーマン『社会システム』を読む(序文編)
馬場 靖雄(大東文化大学)
司会:伊奈 正人(東京女子大学)
- ファストフード店の利用者に関する考察―サードプレイスを目的とした利用者の分析を中心に―
本柳 亨(早稲田大学) - 外食ファストフード店舗の経営社会学
田中 研之輔(法政大学) - 関わりあう職場のデザインの空間的、時間的考察
山ア 正枝(法政大学) - 現代日本における音楽著作権管理団体の社会的役割―JASRACの事例から―
田川 史朗(千葉大学) - 生計維持を可能にする場としての自主制作場とそのグローバル化
―日本のコンピューターゲーム自主制作者の分析から―
七邊 信重(マルチメディア振興センター)
司会:織田 輝哉(慶應義塾大学)
- 大衆国家のメリトクラシーの問題―“climb out”を中心に―
金子 聡(無所属) - 思春期の性
梅原 佐知子(東京都明保中学校・放送大学) - 現代日本社会における大学改革と進路選択―「哲学」を選択した学生の語りより―
徳安 慧一(一橋大学)・○永山 聡子(一橋大学)・山崎 晶子(一橋大学) - 中国における職業的地位達成―日本・韓国・台湾との比較研究―
佟 彩霞(首都大学東京) - 社会不公平感の形成における収入比較プロセスの検討
黒川 すみれ(お茶の水女子大学)
庄司 洋子(立教大学)
- デートDV対応に関する東京・埼玉の学生相談室調査の報告(1)
―相談室の自己満足度・自己評価の低さからみる現状と課題―
齋藤 圭介(東京大学) - デートDV対応に関する東京・埼玉の学生相談室調査の報告(2)
―相談室責任者の属性・経験・意識と相談室の体制との関連―
脇田 彩(首都大学東京) - デートDV対応に関する東京・埼玉の学生相談室調査の報告(3)
―相談室の自己評価や体制を規定する要因の包括的分析―
横山 麻衣(首都大学東京) - 自治体におけるDV被害者支援の「連携」の現状と課題
―民間シェルターと公的機関への調査を通して―
小川 真理子(お茶の水女子大学)
司会:渡戸 一郎(明星大学)
- 微博(中国版ツイッター)とツイッターにおける言論の自由について
陳 洋(東洋大学) - オランダにおけるクルド組織とイスラーム組織の活動
―クルド系住民が表明する「クルド人意識」の諸相―
寺本 めぐ美(津田塾大学) - メキシコ村落部における被強制送還者の経験
―「強い紐帯」に依拠した移住プロセスとの連関に着目して―
飯尾 真貴子(一橋大学) - 在日アルゼンチン系移民の二つの世界―世代・年代と社会関係の構築をめぐって―
○樋口 直人(徳島大学)・稲葉 奈々子(茨城大学) - 滞日アルゼンチン系移民女性のジェンダーと社会関係
○稲葉 奈々子(茨城大学)・樋口 直人(徳島大学)
司会:宮入 恭平(法政大学)
- 高齢期における主体的な選択と自己実現
―健康不安と生きづらさの中で生きがいを模索する高齢者の新しい価値観について一考察する―
綿貫 登美子(千葉大学) - オタクをめぐる文体と人称表現―1980/90年代における批評の当事者性と客観性―
永田 大輔(筑波大学) - 社会を批判する二つの方法に関する試論―社会システム理論や再帰性理論の参照を通じて―
鈴木 弘輝(首都大学東京・都留文科大学ほか)
16:45〜17:30 総会 〔百年館1F 104教室〕
第2日目 6月22日(日)
9:30 受付開始 〔百年館1F 玄関ホール〕
10:00〜12:30 自由報告部会・テーマセッション(第2日目午前) 第6部会:知識・歴史〔百年館1F 101教室〕司会:葛山 泰央(筑波大学)
- 「明治百年」の知識社会学―桑原武夫と竹内好にみる歴史意識―
鈴木 洋仁(東京大学) - 「実話」と言論―両大戦間期に浮上する「ノンフィクションの書き手」という問題系―
毛里 裕一(東京大学) - 大東亜共栄圏の人口政策における「混血問題」―小山榮三と古屋芳雄の言説を中心に―
岡村 兵衛(神戸大学) - 文化主義と量massの技術の交錯―南満州鉄道人事課大塚素に注目して―
新倉 貴仁(聖学院大学) - 「ドイツ統一」と大学改革―ベルリン・フンボルト大学における改革の2つの潮流―
飯島 幸子(東京大学)
司会:角田 隆一(横浜市立大学)
- すべてが見える人は何をもたらすか―天才とテレパスをめぐって―
筒井 久美子(立教大学) - 教育場面におけるSNSの現状と課題―教員への聞き取りを中心に―
佐瀬 智春(株式会社 大塚商会) - 写真がとらえる歴史とは何か─「古きパリ」ブームにおける写真をめぐって─
菊池 哲彦(尚絅学院大学) - シネマとネイションの分裂
―戦後映像文化における〈描写のテクノロジー〉と「破壊=転覆的」な観客―
北村 匡平(東京大学) - なぜ90年生まれの学生は『AKIRA』や『カムイ伝』を読む機会があったのか
―漫画・アニメの親からの影響仮説の提示―
種村 剛(中央大学ほか)
司会:佐藤 恵(法政大学)
- 雑誌『更生保護』の分析にみる「保護司の自らへの問い直し」
加藤 倫子(立教大学) - 健常性至上主義ableismの克服はいかにおこなわれうるか
石島 健太郎(東京大学) - 「発達障害」の診断をめぐる子育て支援の方向性―通級児の親の会の語りから―
加藤 加奈子(一橋大学) - 困難を有する若者の回復の転機―居場所における他者性に着目して―
別府 朋来(一橋大学)
司会:米村 千代(千葉大学)
- 女性たちは聖書を読む―社会問題の構築における日常的実践と不和の政治―
堀 真悟(早稲田大学) - ジェンダーとナラティブ―ナラティブからみる日本人男性性のジェンダー・バイアス―
竹中 健(広島国際学院大学) - 近代日本のセクシュアリティにおける同一性と他者性
―「家族主義」・「個人主義」・「家庭」の観点から―
本多 真隆(慶應義塾大学・日本学術振興会) - 1930年代の『家の光』にみられる「理想の家族」像―産業組合主義との関連から―
木村 未和(お茶の水女子大学) - 政治的な事柄を書く女性たちの困難
―女性団体「草の実会」における朝日新聞からの分離問題を事例に―
清原 悠(東京大学)
司会:樋口 直人(徳島大学)
- 戦後和解は記憶のセラピーか―戦後和解と癒しについての考察―
前川 志津(立教大学) - 「68年5月」の社会学
今野 晃(東京女子大学) - 反レイシズム運動を支える人々
松岡 瑛理(一橋大学) - 反レイシズム運動における朝鮮学校
゙ 慶鎬(立教大学) - 現代日本における反レイシズム運動の文化的背景
―「反在特会」というフレームがもたらす非イデオロギー的参加を中心に―
明戸 隆浩(関東学院大学ほか)
司会:尾中 文哉(日本女子大学)
- Comparative Study of Ability, Learning, and Examination in Post-Manufacturing Societies, from Interview Surveys in the United Kingdom and Japan
相澤 真一(中京大学) - “Multiracialism” and Nation Consciousness of the Singaporeans:
Focusing on the Concept of “Racial Difference” and Their Interactions
斎藤 真由子(日本女子大学) - Nose Picking in Vietnam
新井 悠子(BRAIN WORKS ASIA Co.,Ltd) - The Popularization Process of Higher Education in Postwar Japan: The Discourse in the Magazine “KEISETSU JIDAI”
篠原 貴子(桐生大学)
12:30〜13:30 テーマ部会打ち合わせ
テーマ部会A「包摂と排除」〔百年館2F 22演習室〕テーマ部会B「自己/語り/物語の社会学・再考」〔百年館2F 23演習室〕
13:30〜15:30 テーマ部会A(第2日目午後)
テーマ部会A「包摂と排除」〔百年館2F 207教室〕司会者:宇都宮 京子(東洋大学)
討論者:市野川 容孝(東京大学)
本田 量久(東海大学)
討論者:市野川 容孝(東京大学)
本田 量久(東海大学)
- Max Weber's Legacy(マックス・ヴェーバーの遺産)
Lawrence A. Scaff(Wayne State University)
通訳:竹内 雅俊(中央大学)
水上 徹男(立教大学)
15:45〜17:45 テーマ部会B(第2日目午後)
テーマ部会B「自己/語り/物語の社会学・再考」〔百年館1F 104教室〕司会者:中村 英代(日本大学)
討論者:浅野 智彦(東京学芸大学)
討論者:浅野 智彦(東京学芸大学)
- 自己論とナラティヴ・アプローチ
野口 裕二(東京学芸大学) - Middle wayを行きつつ―リアリストとアンチリアリストの狭間で
鷹田 佳典(早稲田大学)