2008年度 第2回
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野上 元(担当理事・筑波大学) 昨年度の「社会学における歴史的資料の意味と方法」に引き続き、あまり歴史社会学という分野を強く定義せず、「歴史」に取り組む社会学をめぐる諸問題について検討する時間と場を共有することを目指してゆきたいと考えている。 開催日程
研究例会報告小林 多寿子(担当理事・日本女子大学) テーマ部会Bは、昨年度、社会学の歴史的な研究における「方法」や「資料」について考えた企画「社会学における歴史的資料の意味と方法」に引き続き、「歴史」に取り組む社会学をめぐる諸問題について検討する時間と場を共有することをめざして、「『生きられる歴史』への社会学的接近」を本年度のテーマとした。一年目にさまざまな歴史的な資料の利用可能性と社会学的な想像力の関係を検討したことを受けて、人びとの「ライフ」と歴史がいかに結びあわされるのか、あえて歴史社会学に限定せずに、いかなる議論が交わされうるのかを問いかける場を作り出すことをめざした。 |
2008年度 第3回
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開催日程
第3回研究例会「修論フォーラム」のお知らせ担当:浅野 智彦(研究委員長・東京学芸大学) すでにニュースでお伝えしましたように、今年度の第3回研究例会を「修論フォーラム」として開催します。これは、2008年度に修士論文を提出した大学院生がその内容を報告し、他大学に所属する会員が論文を事前に読んだうえでコメントして、フロアの参加者とともに討論するものです。 木村 豊(慶應義塾大学) コメンテーター:野上 元(筑波大学) 15:00〜 「『記憶の場』を作る――フランス・国立移民史シテ設立の政治学」 田邊 佳美(一橋大学) コメンテーター:宮島 喬(法政大学) 16:10〜 「日本社会における西洋芸術音楽の位相 ――『演奏家』概念の成立と変容から」 田代 美緒(東京大学) コメンテーター:宮本 直美(立命館大学) 17:10〜 「社会問題構成の不/可能性 ――アルビノ当事者のライフストーリーから」 矢吹 康夫(立教大学) コメンテーター:大出 春江(大妻女子大学) ■セッション2〔103教室〕 司会:浅野 智彦(東京学芸大学)・奥村 隆(立教大学) 14:00〜 「労働統合型社会的企業についての検討 ――共同連の活動を中心にして」 米澤 旦(東京大学) コメンテーター:藤村 正之(上智大学) 14:55〜 「E・H・カーの『国際秩序』構想――平和的変革構想とその失敗」 角田 和広(明治大学) コメンテーター:井腰 圭介(帝京科学大学) 15:50〜 「女子高生たちの『かわいいコミュニケーション』心理メカニズム ――会話の分析とプリクラ分析を中心に」 吉田 かおり(早稲田大学) コメンテーター:宮台 真司(首都大学東京) 16:45〜 「30代女性向けの雑誌における「働くこと」の描かれ方 ――メディアとジェンダーの影響関係の相互性に関する一考察」 橋本 嘉代(お茶の水女子大学)
17:40〜 「音楽のリアルコメンテーター:江原 由美子(首都大学東京) ――<反・ロック雑誌>『SNOOZER』にみる音楽言説の可能性」 石川 千穂(筑波大学)
コメンテーター:浅野 智彦(東京学芸大学) 「修論フォーラム」開催報告浅野 智彦(前研究委員会委員長・東京学芸大学) 今年4年目となる「修論フォーラム」が、5月30日に日本女子大学目白キャンパスにおいて開催されました。今回は、2008年度に修士論文を提出された8大学・9名の報告者を2つのセッションに分け、修士論文の概要の報告と、報告者が希望したコメンテーターからのコメントと応答、参加者をまじえた討論が行われました。 |