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年次大会
大会報告:第65回大会 (2016.6.3-4 日本大学)
第65回大会のご挨拶
 関東社会学会第65回大会が、本年6月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって、私どもの日本大学文理学部で開催されることになりました。当学部での開催は、1998年の第46回大会以来ですので、19年ぶり2回目となります。
 日本大学は、1889(M22)年に創立された日本法律学校を前身とし、16学部・22研究科・学生総数(大学院生を含めて)約6万8千人を擁する総合大学ですが、学部毎にキャンパスが異なるため、各学部が独立した1大学のような様相を呈しております。1901(M34)年に設置された高等師範科を前身とする文理学部は、文・社・理系にまたがる18学科・学生数(大学院生を含めて)約8千9百人からなり、キャンパスは世田谷区桜上水にあります。社会学科は1920(T9)年に創設され(私立大学で最初の社会学科とされています)、2020年で100周年を迎えます。
 当学科の助手以上の専任教員16人中、現学会長の好井裕明のほか、中村英代・久保田裕之・後藤美緒と私の5人が会員ですが(もう少し増やしたいですね)、当学科は昔から関東社会学会とは縁深いものがあります。機関誌『年報社会学論集』を創刊して関東社会学会の「再」スタートが切られたのは、今から29年も前の1988年のことでしたが、それに向けての準備段階に入った時期から当学科で学会事務局を引き受け、私も1989年6月までの3年間、事務局幹事を務めました。助手だった頃のことですが、今でも学会の土台が築き上げられていった当時の記憶が鮮明に残っております。大学院生を含む若手研究者が切磋琢磨し生き生きと活躍できる場を整えようというのが、芥川集一委員長→青井和夫委員長時代の関東社会学会が掲げた旗印でしたが、そうしたあり方は今日まで脈々と受け継がれているのではないでしょうか。今大会は、関東社会学会の歩んできた道に少しばかり思いを馳せつつ、学会長と若手と古参の教員が手を携え、大学院生・学部生と共に学科をあげて、皆さまを温かくお迎えし、永く記憶に留めていただける大会にしたいと考えています。
 なお、大会初日の午前10時〜12時半には、日本学術会議社会学委員会社会理論分科会と関東社会学会との共催で、「『越境する』社会学:近接領域と社会学理論との対話」と題するシンポジウムが開催されることにもなっております。
 大勢の皆さまにご参加いただき、実り多き大会になりますことを願ってやみません。
大会実行委員長 後藤範章(日本大学)

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第65回大会の開催に向けて
 今年の大会は、6月3日(土)・4日(日)の両日、日本大学文理学部で開催されます。開催の労をお取りくださる日本大学の会員・スタッフの皆さまには、心より御礼申し上げます。
 大会では、第1日午後と第2日午前に自由報告部会ならびにテーマセッションが、また第2日午後にテーマ部会が予定されております。今号ニュースにおいて自由報告部会の報告者募集を行いますので、募集要領を熟読のうえ、電子メールまたは郵送でお申し込みください。また、今大会ではテーマセッションへの応募が2件あり、2件とも採用となりました。こちらにつきましても報告者を募集いたしますので、募集要領をよくお読みになり、ふるってご応募ください。
 また、今回、日本学術会議社会学委員会との共催で、1日目の午前中にシンポジウムが開催される予定です。こちらへの参加もよろしくお願いいたします。内容に関しては、決まり次第、ホームページ等で告知いたします。
 第2日午後のテーマ部会に関しては、昨年と同じテーマを引き継ぎ2つの部会を開催いたします。「現代都市における〈場所性〉・再考」ならびに「性的身体の現代的諸相」です。
 テーマ部会と連動した例会は、前回のニューズレターでお知らせしていますが、2月18日に第1回、3月18日に第2回が開催されます。詳しくは本号ニュース掲載の「研究例会のご案内」をご覧ください。またそこには大会時のテーマ部会に関する情報も掲載しております。昨年同様、例会、大会とも盛会となり、活発な議論が繰り広げられることを心より願っております。

山田 昌弘(研究委員会委員長)

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