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年次大会
大会報告:第52回大会 (2004.6.19-20 専修大学)
第52回大会開催のご挨拶

大会開催実行委員長 
柴田 弘捷(専修大学文学部)

 関東社会学会第52回大会を専修大学でお引き受けすることになりました。思い起こせば二十数年前、社会学の専任教員は数名、大学院も設置されていなかった時に神田校舎で1日、1会場で開催をお引き受けしたことがあります。そのころに比べれば、開催日も2日間、会場も数箇所、参加人員も延べ300人を超えることが予想されるとのことで、関東社会学会の発展に隔世の感を覚えます。

 このように規模の大きくなった学会の開催に十分応えられるかいささか不安ではありますが、中身の濃い報告と研究領域、世代を超えて知的な議論・交流が実現できますよう、実行委員会のメンバー一同、院生や学生の協力を得て、最大限の努力をいたすつもりでおりますので、大勢の皆さんの参加を心よりお待ち申し上げております。

 専修大学の社会学教育は、1966年に専任教員1名で始まり、その後徐々に専任教員も増加し、95年度から10人体制となっております。2001年度から学部ではコースから社会学専攻として独立した教育単位となり、それに先立って大学院も設置されました(92年修士課程、94年博士課程)。まだまだ十分とはいえませんが社会学教育を自律的に行う体制が一応整いました。今後更なる充実を図っていく予定であります。

 会場となります生田校舎は、小田急向ヶ丘遊園駅からバスで10分程度の丘の上にあり、交通の便は必ずしも良くありませんが、近くには散策に適した緑豊かな枡形山緑地、岡本太郎美術館、日本民家園等、議論に疲れた頭を癒すには絶好の場があります。

 充実した大会になりますよう、多数の会員が参加下さるよう、重ねてお願いいたします。

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第52回大会を振り返って

井出 裕久(研究委員会委員長・大正大学)

 第52回関東社会学会大会は、去る6月19日(土)・20日(日)の両日、専修大学(生田キャンパス)で270人の参加者を得て開催されました。

 第1日午前・午後と第2日午前の自由報告部会では、12部会45報告が行なわれました。50回大会以来、3大会つづけて報告数が40を超えました。自由報告部会中心の関東社会学会大会という位置づけが定着してきたようです。第2日午後には1月から3月に開催された例会を踏まえて3つのテーマ部会が設けられました。おかげさまで多くの参加者を得て、それぞれ充実した部会となりました。各部会の詳細については、以下の部会報告をご覧ください。

 1つ残念なのは、会員に募集したテーマセッションの設定ができなかったことです。2月発行のニューズレターNo.105に書きましたとおり、会員から応募のあったテーマは積極的に採択したいと考えています。来年度開催の第53回大会でもテーマセッションのコーディネーターおよびテーマを募集します。みなさまの積極的な応募をお願いします。

 2日間の大会開催に当たっては、大会開催実行委員長の柴田弘捷先生、大会実施責任者の嶋根克己先生をはじめ専修大学のスタッフのみなさまに、きめ細かなお心配りをいただきました。とくに今大会では、報告時の機器の使用に積極的に対応くださいました。また、関東社会学会大会としては初めてプログラムに明記して書籍・雑誌コーナーを設置していただき、報告とは別の参加者の交流の場となりました。ご尽力に心よりお礼申しあげます。

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