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年次大会
大会報告:第53回大会 (2005.6.18-19 立教大学)
第53回大会開催のご挨拶

大会開催実行委員長
宮島 喬 (立教大学 社会学部)

 昨年6月の関東社会学会大会総会で、第53回大会の開催を立教大学でお引き受けすることをお約束して以来、早や1年の時間が経ちました。社会学部、コミュニティ福祉学部をもち、比較的多数の学会会員を擁する大学であるだけに却って動きが遅かったもいえますが、4月末、会員教員からなる大会組織委員会を立ち上げ、準備を開始いたしました。

 大会は来たる6月18日(土)、19日(日)、本学池袋キャンパスで開催されます。  四分の三世紀の歴史をもつ池袋キャンパスは、開設時には、周囲に閑静な武蔵野の雑木林の面影を残していたといわれますが、今では、ご案内のように、‘グローバル都市東京’の景観と多文化的光景、とりわけ“ethnic landscape”が、校地のごく近くまで押し寄せております。

  土地柄もこのように社会学的刺激に富んだところでありますが、今回大会をお引き受けすることでさらに、豊かな知的刺激が本学の構成員に与えられることになり、私たち一同心から喜んでおります。特に学生・大学院生には学会の真摯なディスカッションに触れる貴重な機会となりましょう。立教の大学院生の自由報告申し込み件数も例年より多いようであり、「大会開催効果」の大きさをあらためて感じている次第です。

 とは申せ、大会1日目(土曜日)は、通常の授業が行なわれる関係で、午後からの開催とせざるをえません。全体にやや窮屈な大会運営となりますことを、皆様にお詫び申し上げます。また、近年キャンパス内には新しい建物が幾棟も出現しましたが、種々の事情で、本大会には有効に使えず、けっきょく、5号館という昔ながらの、モダンとはとてもいえない講義棟をメインの発表会場とすることになりました。せめて休憩時などに、5号館の反対側奥の面変りのしたキャンパスをご散策いただけますと幸いです。

 比較的交通の便には恵まれていることは本学の取り柄といえましょう。6月18、19日の両日、学生の方々も含め、多数の皆様のご来会をお待ちしております。

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第53回大会を振り返って

井出 裕久(研究委員会委員長・大正大学)

 第53回関東社会学会大会は、去る6月18日(土)・19日(日)の両日、立教大学(池袋キャンパス)で開催され、多くの参加者を得て盛会のうちに終了しました。開催にあたっては、宮島喬大会開催実行委員長、奥村隆開催校理事をはじめ立教大学のスタッフのみなさまに、事前の周到な準備と当日の行き届いたお心配りをいただきました。ご尽力に心よりお礼申しあげます。

  第1日午後と第2日午前には、自由報告部会が行なわれました。すでに過去3回の大会で40を超えていた報告数が、今回初めて50を超え、51報告が12部会に分かれて行なわれました。第2日午後には、昨年のテーマを発展させ、1月から3月に開催された例会を踏まえた3つのテーマ部会が設けられました。2日間の各部会の詳細については、以下の部会報告をご覧ください。

  なお、第53回をもって私たち研究委員会の任期が終了しました。課題を残しつつも、大過なく任務を全うできたのではないかと考えております。昨年、本年の大会開催校のみなさまにはたいへんお世話になりました。「書籍・雑誌コーナー」や「レジュメ交換コーナー」の設置など、報告会場以外の研究交流の場にもご配慮いただきました。重ねてお礼を申しあげます。また、自由報告部会に積極的に応募・報告くださった方々、研究例会や自由報告部会・テーマ部会での報告・コメントならびに司会をお引き受けくださった方々をはじめ、会員・非会員のみなさまにお礼申しあげます。ありがとうございました。

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